LASIK手術の手順

1.消毒・麻酔
手術を行う前に、ばい菌の侵入を防ぐ為に消毒を行います。
次に、目薬タイプの麻酔を滴下します。
LASIKの場合、麻酔は眼だけの部分麻酔です。

2.角膜の表面を削りフラップにする
角膜の表面部分(上皮と実質の一部)にメスを入れてフラップ(蓋)を作ります。
フラップの作り方にはメスで行う場合やレーザーを使う場合などもありますが、現在ではマイクロケラトームという機器を使うのが一般的です。
マイクロケラトームは非常に小さなカンナのようなものです。
これを角膜に乗せて圧力をかけ吸引しながら、角膜表面を削りフラップを作ります。

3.フラップをめくる
フラップとなった部分をめくり角膜の実質を露出させます。

4.エキシマレーザーを照射する
露出した実質部分にエキシマレーザーを照射し、削っていきます。
削るといっても、エキシマレーザーは組織を分子単位で蒸散させていくものであり、痛みなどはほとんど感じません。
照射回数や範囲などは近視や乱視の度合いに応じてあらかじめコンピューターに入力しているため医師が手を下す必要はありません。

5.フラップを元に戻す
レーザー照射後、実質に異物などがついていないように洗浄し、めくっていたフラップを慎重に元に戻します。
フラップとしていた部分が、自然に結合するの待ちます。

手術後、角膜に異物が入っていないかなどのチェックをして感染予防のための抗生物質の軟膏をつけます。

手術前の検査や消毒、術後の処置などを除けば実質的な手術時間は一眼20分程度です。

PRKの場合は、フラップを切らずに角膜表面から直接エキシマレーザーを照射していきます。
そのため、LASIKより更に手術時間は短くなります。
しかし、LASIKが術後1〜2日で視力が戻るのに対し、PRKLは視力が戻るまでに数週間程度の時間を必要とします。
また、LASIKは術後もあまり大きな痛みを感じないのに対し、PRKでは強い痛みが場合によっては1週間ほど続くため痛み止めが処方されます。

●手術後のケアと検査
LASIKの手術後は、数分から10分もすれば眼が開けられ、物を見ることも可能です。すでにある程度、視力も良くなっているはずです。
しかし、術後まもないため、多少の痛みや涙がたくさん出るなどの症状があります。実際に抗生物質の軟膏を塗り、眼帯で覆ってしまいます。
手術当日は、入院する必要もなく、そのまま帰宅できます。翌日、傷が治りはじめているか、感染の心配はないかなどの診療が必要になります。再び、抗生物質の軟膏を塗り眼帯をします。
このような処置が1〜2回続くため物をはっきり見ることができるようになるのはその後になります。

手術から、1週間ほど経過したところで視力がどの程度回復したか検査を行います。
最近は、レーザー照射のコンピュータープログラムが改善されたため視力が回復する期間が早くなりました。
視力は1週間程度であるレベルまで上がり最終的な数値に上がるまで1ヶ月くらいかかるようです。

●日常生活での注意点
傷が完全に治り、医師の許可がでるまでは水泳などのスポーツは控える必要があります。
LASIKの場合は、角膜の表面を薄く削ってフラップを作りそれを元に戻しています。
なので、擦り付けるような刺激を与えると剥がれてしまう可能性があります。
あまり神経しつになる必要はありませんが眼を強くこするようなことは避けた方が良いでしょう。
レーザー治療をした人は+、完全に傷が治れば制限すべき運動は特にありません。
(ボクシングなど眼に大きな打撃を与えるスポーツは別です)

ただ、手術と言うものは、体に傷をつけることで、全く傷がない状態と比べれば組織が脆くなっていることは事実です。
何かの拍子に、眼に大きな負担を受けた場合、一般の人よりはわずかに耐える力が弱いため角膜に損傷を負うリスクが高くなる事を気にとめておく必要があります。

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