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レーシックとは

レーシック(LASIK:Laser-Assisted In Situ Keratomileusis:レーザー角膜内切削形成)とは、視力矯正手術のひとつで、レーザーを照射して角膜の屈折力を変え、焦点を整えることによって近視・乱視・遠視を矯正するという手術です。

eye_laser02.gif痛みがほとんど無くわずか15分程度の手術で視力回復ができる手軽さから、現在とても注目されている視力回復方法です。
全世界では、毎年数百万人の方が利用している手術で、日本でも2000年に認可されて以来、毎年手術を受ける方が増えています。

レーザーはエキシマレーザーという医療用レーザーが用いられています。エキシマレーザーとは、眼の角膜表面だけに作用し、角膜を透過しません。
また、レーザー特有の熱や衝撃波が発生せず、照射はコンピュータで制御され、ミクロ単位という高い精度で角膜の形を整えることができます。

●上皮で蓋を作り素早く視力回復
PRKでは、角膜の上皮も一緒に削ってしまうため、視力回復までに時間がかかり痛みも伴いました。
そこで、上皮をそのまま残して中の実質だけを削ろうというのがLASIKの考え方です。
手術の対象となる領域よりも少し広い範囲の角膜表面(上皮と実質の一部)をマイクロケラトームという器械で片側から切れ目を入れます。
これをフラップとして蓋のように開け、中の実質だけにPRKと同じようにエキシマレーザーをあてて組織を削るのです。
削り終わったらフラップを元に戻して(蓋を閉めて)終了です。
上皮には、殆ど傷がつかないので視力も早く回復し、術後の痛みも少ないので注目されています。
視力の矯正範囲も-10D以上という極端な屈折異常でも矯正可能であるとされ高度近視の人には朗報です。

●レーシックの問題点
マイクロケラトームという新しい器械で角膜を薄く削るという手術操作に伴う合併症と「視機能の質」の問題があります。
PRKはエキシマレーザーをあてるだけですが、LASIKでは角膜を薄く削ってフラップを作らねばなりません。
そしてこのフラップはエキシマレーザーをあてた後、縫いません。
角膜の一番奥にある角膜内皮細胞が水を汲み出し、ポンプの作用で吸引されたようになってフラップが角膜の表面にへばりついています。
十分な傷が治る前や、治った後も角膜表面を強くこするような擦過傷が加わりますとこのフラップが剥がれる可能性があります。
人の視機能には視力のほかに視野、色覚、立体視、距離感などの機能があります。
LASIKは角膜の形をかえることで視力を回復される手術です。
角膜の表面を蓋のように切って中の実質をレーザーで削り再び蓋をすると切った部分がくっつくわけですが、一旦、切った部分をまた元に戻しても完全に元通りにはいきません。
皮膚に怪我をして傷口が治っても怪我をする前とは何か違う感じがするでしょう。手術で視力が良くなってもその「何か」が気になる人もいます。
これは、傷の治り方に個人差があるということも関係しています。
人によっては敏感に感じる場合があり、ほんの少しぼやけて見えても「視力がよくなった」と喜びの方が大きく気にならない人もいれば、ほんのちょっとの違和感が気になる人もいます。
このように、LASIKの術後に見え方の質に不満の残る人がいるのも事実です。

◆矯正可能度数: -3D〜-10D

◆利点
・上皮・ボーマン膜の温存
・術後疼痛の軽減
・速やかな安定した視力の回復

◆問題点
・エキシマレーザーによるもの
・マイクロケラトームによるもの
 眼科医に技量を要求
 フラップのトラブル、層間異物、上皮細胞の侵入