シェーグレン症候群

【シェーグレン症候群】
シェーグレン症候群は、涙を供給する涙腺が壊れてしまって涙が作り出せなくなる病気です。
この病気は、通常、外敵から身を守る「免疫」システムの異常によって起こると考えられています。
体には、外敵(細菌、ウィルス、異物など)から身を守るために戦う「免疫」という防御システムがありますが、この免疫機能に異常が起こり、自分の体を攻撃し始めると「自己免疫疾患」という病気になります。

virus.jpgシェーグレン症候群はこの自己免疫疾患のひとつで、攻撃の対象が涙腺や唾液腺であるため涙や唾液の分泌が低下してしまいます。

涙腺自体が壊れてしまいますので、重度のドライアイとなり、悲しいときや埃が目に入ったなどの刺激性分泌の涙も出なくなり「悲しいのに泣けない」状態となります。
目にゴミが入っても自分の涙で洗い流せなくなるので目の表面は傷が出来やすくなり目が開けられないくらい辛い状態になるようです。

また、唾液の分泌不足のため、口が渇く、虫歯が増える、舌が傷むなどの症状が起こります。
更に、リウマチなどの自己免疫疾患を合併することも多く、そうなると関節痛などの全身症状も出てくるようです。

現在の所、シェーグレン症候群を根本的に治す治療法は残念ながらありません。
しかし、症状を和らげて日常生活を送れるようにコントロールする事は可能です。

この病気の場合は、眼科での治療だけではなく口腔外科や内科などの総合的な診察を受けて個々の症状に合わせた治療が必要です。