ドライアイの種類
涙の分泌には2種類あります。
「基礎分泌」・・・常に目の表面を潤して保護している涙
「刺激性(反射性)分泌」・・・悲しい時や目にゴミが入った時などに出て来る涙
ドライアイの人のほとんどが、基礎分泌が減っていても刺激性分泌は正常です。
従って、ドライアイの症状はあるけれど悲しい時には涙を流して泣く事が出来ます。
しかし、シェーグレン症候群のような重症なドライアイの人で刺激性分泌の涙も出なくなってしまう場合もあります。
゛ドライアイなのに涙が出すぎる"と言うのは平常な状態なのに刺激性分泌の涙が頻繁に出てしまう状態です。
その原因としては、基礎分泌が不足するために目の表面の保護が不十分になり、刺激を受けやすくなっていつる場合が考えられます。
このような場合、風が少し当たったようなちょっとした刺激でも涙がたくさん出てしまいます。
涙の出すぎてしまうドライアイの場合は、水分補給の目薬をさすして、刺激を避けるために保護用の眼鏡をかけるなどで改善できます。
一方、高齢の方に多いケースで涙の分泌量は正常なのに涙の表面を覆っている油の膜が少なくて涙が蒸発しやすくなり目の表面に水分を保てなくなるドライアイがあります。
それに加えて、高齢になると涙の排水口である涙小管という管がつまり気味になっていることが多く涙がうまく排泄されず目の外に溢れて涙目になる事があります。
涙の蒸発が早くて目が乾くのに涙の排出が遅く涙目になるというとても複雑な症状です。
年配の方が、目がしょぼしょぼするとかくしゃくしゃするとか言うのは、この症状の典型です。
こう言った症状の場合、瞼のふちにある分泌腺(マイボーム腺)の油の分泌を増やすために蒸しタオルで目を温めると効果的です。
排泄口のつまりがあまりひどい場合は管を開通する手術が必要になることもありますので気になる場合は、一度眼科医に診てもらいましょう。
◆蒸散型のドライアイ
1.まばたきの減少・・・パソコンのモニターを凝視したりすることで瞬きが減少し、目が開いたままになるため涙の蒸発が増えます。
2.油分の不足・・・マイボーム腺が目づまりや炎症をおこしたりして、油分が正しく供給されていないなど。
3.乾燥した環境・・・エアコンの影響などで湿度が低下し乾燥すると肌と同様目も乾きやすくなります。
4.涙が定着できない・・・ムチン層やその下の目の細胞に障害が起こると涙が目の表面にとどまりにくくなります。アレルギーなどで角結膜の表面が傷んでいたり、コンタクトレンズの長期装用で目の表面が荒れた状態だと涙が定着しづらくなってきます。
◆減少型のドライアイ
1.悲しいときや目にゴミが入った時は涙がでるが、普段の涙が減少している。
2.悲しくても目にゴミが入っても涙が出ない。
シェ―グレン症候群などの自己免疫疾患などで涙腺が破壊されてしまうケースがこれに含まれます。
いずれも、原因は解明されていません。
これらの減少型ドライアイが男性よりも女性に多いことや、その多くが40歳以降に起こることなどから、ホルモンも関係しているのではないかと考えられています。
◆ウェットタイプのドライアイ

「蒸散型」「減少型」のほかにいつも涙がこぼれてしまう、涙目で目がくしゃくしゃしてしまうなどといった症状でドライアイのイメージとは違うようですが実は、これもドライアイの症状です。
これは、主に涙の排出機能が正しく働かない結果、目の表面が刺激を受けやすくなっている状態です。
そのため、涙が異常に分泌されてしまい、また、涙が正常に排出されない事で目の表面に老廃物や異物が残ってしまいその結果としてこのような症状になります。
これらを含めて、涙の変化により目の表面の健康が損なわれている状態をドライアイと呼んでいます。
●簡単なドライアイの自己診断法
まず、目を閉じます。
そして、目をパッと開けてそのまま、何秒開けていられるかを計測。
5秒間開けていられなかったらドライアイの可能性があります。一度、眼科医にいって検査してみましょう。
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