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ドライアイのメカニズム

eyedrop01.jpgドライアイのメカニズム
ドライアイは、涙の量や質の異常によって眼の表面の健康が保てなくなる病気のひとつです。
眼の中央には光を通す窓として透明な組織の「角膜」があります。
この角膜の透明性を守るために水中に暮らしていた生物は進化の過程で陸に上がるとき、目の表面に海を保持してきたと言われています。
その海が、涙ということです。

ドライアイがひどくなると透明な角膜が傷ついてしまいます。
角膜の傷というのは、角膜の表面が荒れた状態で肌が乾燥してカサカサしてるのに似ています。
肌がカサカサになると不快でひどい場合はヒリヒリ痛みも生じます。
角膜も同じで、傷がつけば防御力も弱まるので細菌やカビ、ウィルスなどの感染も起こりやすくなります。
角膜周囲の白目(結膜)も同様に傷つき、不快感などのトラブルも起こります。

tear01.gif涙は主に主涙腺で作られて瞬きによって目の表面に運ばれます。
また、瞬きによって鼻側ある上下二つの涙点から排出されます。
通常では涙の10%が眼の表面から蒸発していきます。

「涙」と一言で言い表しますが、実は涙は三層構造になっています。
一番外側に薄い油膜のような「油層」
中間に栄養分と水分をたくさん含んだ「水層」
眼の表面側にタンパク質でできた粘りのある「ムチン層」があります。

涙の大半を占める水層は主涙腺でできます。
油層は、まつげの生え際にありマイボーム腺という腺から分泌され、瞬きで上下の瞼がくっついて離れる時に涙の表面に油膜をはり涙をなめらかで美しい曲線になるように働いています。
また、涙の水分が蒸発するのを防いだり、外部から異物が侵入するのを防いだりします。
ムチン層は、結膜にあるゴブレット細胞から主に分泌されます。
粘りがあり、水層を眼の表面にとどまらせる接着剤のような役目があります。
眼の表面の涙の量は、わずか7マイクロリットル(1マイクロリットルは1ミリリットルの1000分の1)にすぎません。
それでも、眼の表面を感想や異物から保護したり、栄養を与えたりととても重要な役目をしています。
また、これらの生産と運搬、排出が正しく行われることで眼の表面が正常に機能するのです。

ドライアイはその原因によって大きく二つのタイプに分けられます。

「涙液減少型」・・・涙の分泌量が減少する
「涙液蒸散型」・・・涙の蒸発量が増えてしまう

ドライアイは、この2つのタイプのコンビネーションと考えられていますが軽度のドライアイの方には分泌がほぼ正常の「蒸散型」のドライアイが多いそうです。