コンタクトレンズで目が充血するのは
●コンタクトレンズで目が充血するのは
充血は、角膜の酸素不足のサインです。
酸素が足りなくなると酸素を得ようと目が充血します。
炎症を起こせば、炎症と闘うために血液がたくさん送られてきて充血は更にひどくなります。
ハードレンズ装用者の2〜3割に、白目(結膜)の真横方向の充血が見られます。時計の3時と9時の方向に充血があるので眼科では「3-9スティニング」と呼ばれています。
この原因は、角膜と結膜に生じた傷によるもので、細かな傷なのでコンタクトレンズを外して一晩休むと翌日には充血もなくなります。
しかし、また一日同じような生活を送ると時間が経つにつれて傷ができ充血が起きます。これを毎日繰り返しているのです。
これを引き起こす原因として、3つ考えられます。
1.真横方向のドライアップ
ハードレンズはまばたきのたびに一度上へ持ち上げられ、落ちてきます。このレンズの動きによってレンズ下の涙が交換されます。
ただし、このときハードレンズは黒目より小さいので、3時と9時の方向から涙が表面張力によって吸い上げられドライアップしてしまうのです。
ハードレンズを使用している人は、これを瞬きのたびに一日数千〜数万回も繰り返します。
本来、眼の表面は涙でコーティングされ守られているものですから、ドライアップにしたところには細かい傷が出来てしまうのです。
2.涙が眼の表面に正しく運ばれなくなることです
涙腺でつくられた涙は、主に上瞼の裏面にたまっています。これが瞬きをした時に瞼の圧力により押し出され、眼の表面全体を潤す仕組みになっています。
ハードレンズではレンズに厚みがあるため、瞼の圧力がきちんとかかりにくくなり、涙を出しにくくなるのです。
3.レンズのカーブが合っていない
ハードレンズを処方する時、近視、遠視の度数だけではなく、角膜曲率(カーブ)も合わせる必要があります。乱視の強い人ではこのカーブが縦方向と横方向でちがうので、瞬きのたびに3時と9時の方向がこすれている可能性があります。カーブのフィッティングはとても重要です。
充血を放置していると更に充血がひどくなり、透明な角膜にまで血管が進入してくる事があります。
これは、コンタクトレンズの長期装用者に多く見られます。
また、気をつけたいのは、痛みを伴うような充血や、片目だけの不自然な充血です。
角膜感染症や結膜炎など病的な原因が考えられますので、コンタクトレンズを早急にはずして眼科医の診察を受けるようにして下さい。
充血をとるために市販の点眼薬を常用されている人がいますが、多くの市販点眼薬には、血管収縮剤という、血管を一時的に縮めて細くする成分が入っています。
このため、点眼した時は白目が綺麗に白くなりますが、常用していると病気の発見が遅れたり、充血が慢性化してとれなくなります。
充血には必ず眼科を受診し、原因を突き止めて根本的に治しましょう。
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