目の構造
●眼の構造
目の構造は、カメラにたとえられます。目の一番外側、表面部分には角膜があります。外から入ってきた光は、まず角膜で屈折します。
次に前房があり、その奥に虹彩があります。虹彩はカメラでいう絞りに相当し、入ってくる光の量を調節しています。
さらに奥には、カメラのレンズに相当する水晶体があります。水晶体は、角膜と同じく光を屈折させます。水晶体は近くを見たり、遠くを見たりするばあいに応じて、水晶体周囲のチン氏帯と毛様体の緊張・緩和によりレンズの厚みを変化させ、ピントを合わせるはたらきをします。
ちなみに、角膜・水晶体ともに光を屈折させる作用がありますが、角膜は水晶体の倍程度の屈折力があります。
また、角膜の厚みは一定ですが、水晶体はそれ自体の厚みを変化させることでピントを合わせるはたらきをします。
光は水晶体の次にある硝子体を通り、網膜に到達します。網膜はフィルムに相当する部分で、ここに写った画像が視神経をつうじて大脳に伝えられ、モノとして認識します。
私たちは、物体を目で見ていると思っていますが、実は見るということは脳で認識することなのです。
●視力は視機能の一部
脳へ画像情報を送る器官、それが「眼」です。
人の眼は顔の正面に2つ並んでいます。
なぜ、顔の正面にあるかというと対象となる物との距離を知るためにこのようになっているのです。
右の眼と左の眼で対象物を見た時のわずかなズレを脳が計算して立体的に捉えて三角測量の要領で
距離を割り出すのです。
人間以外にも眼が顔の正面に並んでいる動物がいます。
たとえば、ライオン、チーター、猫、フクロウなど全て肉食の動物たちです。
獲物との距離を測り狩りをするためにこのような眼の配置が必要になっているのです。
一方、キリンやシマウマ、鹿など草食動物は眼が顔の左右にあります。
彼らは、対象物までの距離をしる事はできませんが、広い視野で餌がどこにあるか敵となる肉食動物をすばやく見つけることができます。
また、人間は光の三原色を基に対象物の色を感じることができます。
これに対して、ライオンや猫など多くの動物たちは対象物をモノクロ(単色)で見ていると考えられます。
このように眼の能力には視力のほかに視野、色覚、立体視(距離感)などがありそれらを総称して視機能といいます。
●視力とは
視力とは、前方の二つの点が離れているか、くっついているかを認識する能力だといえます。
視力検査でよく使う輪の一箇所があいているアルファベットのCが並んでいるような表がありますが
あれは、輪のサイズを小さくしていきどこまで小さくしたら二点の離れ(輪の切れ目)が見えなくなるかと言うことで視力を判断しているのです。
通常、5m離れたところから測りますが、3mの視力表もあります。3mの視力表だと字が小さくなります。
肝心なのは、視力表までの距離ではなくどれだけの輪の切れ目に相当する角度を認識する力があるかどうかといことなのです。
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